Google Cloud(旧称 GCP)の基礎知識を持っていることが証明できる資格「Cloud Digital Leader」を取得しました。
この記事では資格「Cloud Digital Leader」の概要、私の行った学習方法、試験の申込・当日の流れについて、解説します。
Google Cloud「Cloud Digital Leader」の概要
まずは、この資格の概要を説明します。
資格の概要
種類 | 民間資格 |
内容 | Google Cloud に関する基礎知識を問う試験 |
有効期限 | 3年間 |
試験の概要
試験時間 | 90分 |
出題内容 | 50~60問の多岐選択(複数選択式)式 |
対応言語 | 日本語での受験可能 |
合格ライン | 非公開 |
開催時期 | 通年 |
受験料金 | $99 |
試験場所 | 最寄りのテストセンターでの オンサイト試験または 自宅などでの遠隔監視オンライン試験 |
出題範囲
こちらです。ただ、このページに関して、わたしはサラッと読んだだけです。
学習方法
私は、まず、本を読みました。
次に模擬試験を受け、間違った部分(自分の弱点)を再学習する、知らない部分(後に紹介する出題範囲と本の差異/本に出てこない内容の問題がある)をググる・学習する を繰り返しました。
順に説明します。
本を読む
技術評論社「図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」を読みます。
よく出来た本だと思います。カラーできれいにまとめられています。
ただ、実務経験がない人については、聞きなれない単語がサラッと出てくることがあります。聞きなれない単語については、面倒くさがらずググる等して調べましょう。「あーそういう意味ね」と納得できることが多くなるはずです。
出題範囲と教材(本)の差異について
以下の単語は、出題範囲内ですが、技術評論社「図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」には出てこないもの(の一部)です。ググる等して、これらの意味をおさえておくことをおススメします。
- Brownfield/Greenfield
- Apigee
- CapEx(資本的支出)/OpEx(経費的支出)
- DevOps
- サイト信頼性エンジニアリング(SRE)
- SLA/SLO/SLI
- エラーバジェット
模擬試験を受ける
わたしは公式ページの模擬試験とUdemyの模擬問題集を受けました。順に説明します。
公式ページの模擬試験
公式ページに模擬試験があります。無料で受けることが出来ますので是非、受けましょう。以下に慣れることが出来たと思っています。
- 問題文や回答選択肢のやや変わった日本語(和訳)
- 問題文の傾向(何を使用すべきか、どんなメリットがあるか、理由は何か、などの聞かれ方が多い)
また、試験結果のフィードバックも確認出来ます。フィードバックを確認し、本を再度、読み、「なぜ、間違ったのか」「なぜ、正答がこれになるのか」などご自身で理解・納得できるところまで確認するとレベルアップできると思います。
ただ、問題数が20しかありません。これはやっぱり少ないです。私はこの20問を理解し、それらの関連事項を再学習したつもりでしたが、合格できる自信は持てませんでした。
Udemyの模擬問題集
公式の模擬試験だけでは合格できる自信を持てなかった為、思い切ってUdemyの模擬問題集「【2023 最新版】GCP:Google Cloud Cloud Digital Leader 決定版試験対策」を購入しました。
確か「これを暗記すれば合格できます」のような説明文があったと記憶しています。この説明文に引かれて購入したのですが、半面、「暗記って・・・? 同じ問題出るわけないし・・・」という気持ちもありました。
ただ、購入後については、すでに買ってしまったし、もったいないし、理解して合格から遠のくことはないし、近づくことには間違いないでしょ、という気持ちでこれを学習しました。
- 実際に本試験受けた後の感想
この模擬問題集は凄かったです。「確かにこの内容を暗記すれば合格できる。嘘・偽りなし」だと思いました。ぜひ、おススメしたいところですが、今(2023.5)現在、全く同じものは販売されていないようです。しかし、Cloud Digital Leader 関連の問題集は販売されているので利用してみてはどうでしょうか。
<UDEMY公式サイト>
で、この模試でほぼ100点を取れるようになった為、本試験を申し込みました。
試験の申込~試験当日
試験の申込方法、試験当日の流れについて、説明します。
試験の申込
Webassessorのアカウントを作成し、試験の申込をします。順に説明します。
Webassessorのアカウント作成
こちらの画面の「こちらをクリック」をクリックし、Webassessorのアカウントを作成します。
注)アカウント作成画面にも書かれていますが、登録する氏名は身分証明書に記載されている氏名と一致させる必要があります(運転免許証に漢字氏名が記載されているなら漢字で氏名登録する。ローマ字にしないなど)
試験の申込
Webassessorにログインし、申し込みます。以下の作業になります。
- 資格試験の種類を選択
- 遠隔監視にするかオンサイト試験にするか選択
- オンサイト試験の場合、受験場所を選択
- 受験日時を選択
- クレジットカード情報を入力
- 確認メール受信
※なお、私はオンサイト試験を選択しました。以降はオンサイト試験について記します。
試験当日(テストセンターでのオンサイト試験の場合)
- 持ちもの、会場への到着時刻などの要件はこちらに記されています。
私の場合、2 種類の身分証明書として「運転免許証」と「クレジットカード」、あと、「受験票を印刷したもの」の合計3つを持っていきました。会場には試験開始の約20分前に着きました。 - 会場に着いたら受付で指示に従います。
→ 受験者承認コードを伝え、身分証明書を提示しました。 - 受付後、荷物をすべてロッカーに預けたら、パソコンの席に案内されました。
- いくつか注意事項?確認事項?をクリックすると試験が始まります。
- 試験については、30分くらいで全て回答できました。
「試験提出」だったかのボタンをクリックし、任意アンケートに回答した後、「結果:合格」が表示されました(点数は表示されません。後に確認する方法もありません。Googleのポリシーのようです) - テストセンターの係りの人を呼び、「テスト終了」の旨を伝え、指示に従って退出しました。
(番外)大阪会場(PCカレッジ梅田東校)について
私は大阪会場(PCカレッジ梅田東校)で受けたのですが、大阪駅周辺の土地勘がない人はGoogleマップ等を使って行ったほうが良いと思いました。
と言うのも大阪駅からPCカレッジ梅田東校へのアクセス説明に「ビッグエコーが見える」「サンクスが見える」「吉野家が見える」と記しているページがあるのですが、実際に行ってみると、ビッグエコーが2軒あって「どっちのこと?」と焦り、サンクスが見つからず焦り(これはファミリーマートと読み変えるべきでした(汗))、吉野家が見つからず、地元のかた?に尋ねたところ「吉野家?そんなもんない。いや、そう言えば昔あったかも」とのことで絶望しかけました(笑)
なんとか遅れず到着できたので良かったのですが・・・
資格証明書について
私の場合、資格証明書は試験の翌日にメールで受け取りました。ただ、届くまでもっと日数がかかる場合もあるようです。暫定結果でよいから早く報告する必要がある場合、Webassessorで確認することが可能です。
<UDEMY公式サイト>
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